文化の日の出来事
11月3日、文化の日。
祝日で予定がなかったので、朝から買い物に行って作り置きをして、部屋の掃除をして冬物の布団を出そうと思っていた。
部屋の隅に積ん読してある本達の存在も気になっていたので、夜まで読書もしたいなと思っていた。
7時に起床し、朝ごはんを食べようと思ってもなんとなく気が乗らない。
いつもならパッと起きてお白湯を飲んで温まったところでパンを焼いたりスープを作ったりしているはずが、なぜか布団から起き上がれない。ほんのり頭痛もした。
疲れが溜まっているのかなと思い、気乗りするまでは布団で過ごすことにした。
休日を計画通りに過ごせないことはかなりわたしにとってストレスだったけど、体が動かないんじゃ仕方ない。
それに、いつもより肩こりと首こりがひどい気がする。運動不足と座りっぱなしの仕事中の姿勢がたたって体にガタがきているんだろう。
二度寝はできない(老化現象)ので、スマホでツイッターを見たりネットニュースの記事を読んだりした。
昼頃に父が訪ねてきた。
母が作ったりんごケーキの差し入れと、旅行のお土産を届けてくれた。
ありがたくもらい、部屋に戻ると少しお腹が空いてきたので母作のりんごケーキを食べた。
やはり頭痛はひかず、肩こりもさっきよりしんどい。
水分不足かと思いハーブティーも飲んだけど変わらず。最後の手段としてカフェイン(コーヒー)も摂取したら、すこしだけ改善した。
この辺で、もしかしてこれは風邪なのかと気付く。時間は14時くらい。気付くのが遅い。
体温計で熱を計ると35.9℃。平熱だ。
なんだ、ただの頭痛か。ずっと治らないし仕方なくロキソニンを飲む。これでひと安心。
ホッとしていると途端に激しい悪寒に襲われた。
着込んでも寒い。毛布にくるまってもガタガタと震えるくらい寒い。これダメなやつだ。
もう一度計ると37.7℃。さっきのはなんだったんだよ。フェイントかけるのやめろ。
ロキソニンが効いてくるまでの30分間ずっとガタガタ震えていた。
そこで思い出す。
今までの人生を振り返ると、仕事が鬼のように忙しかった週の休みの日や、精神的に追い込まれた日の次の日、とにかくストレス値があがったときなどに熱を出すことがあった。喉も痛くないし鼻水も出ない。ただ体がだるいだけなので気付かず、悪寒がしてきて初めて「あ、具合が悪いのかも」と自覚する。
今までで3、4回あった気がする。
そろそろ学習したほうがいい。
経験上、一日で熱は下がるので特に問題はないと思うが、このご時世である。めちゃくちゃ不安。もしあの伝染病だったら…と思うといの一番に「めんどくせえ」と思ってしまった。
保健所に連絡、病院を受診、検査を受ける、会社に報告、入院、全部が面倒だ。
頼む、明日には下がってくれ!
祈る気持ちで早めに床につく。
翌日、測ってみると34.2℃だった。いくらなんでも下がりすぎじゃないかと思うけど、とにかく祈りが通じたようだ。
もしものことを考えて、仕事は1日休みをもらった。これで今日の夜まで熱が上がらなければセーフ。今のところは大丈夫そうだ。
ところで今回の熱の原因ですが、金土日とデート兼旅行に行ってきたことが大いに関係ありそうだった。
デートして熱を出すなんて、完全に体が恋愛に向いていない気がしてしまう。
もう犬と暮らす未来しか見えない。