今日のひと皿:カルボナーラ
今日は本当に疲れた一日だった。
そもそも人と働くのに向いていない。
一人だったらミスをしたとしても全部自分の責任で反省して改善すれば済むけど、そこに他人が介入するとそうはいかない。
ロボットならまだいいけど、人間同士には立場や感情というものがあるからだ。
感情をいちいち慮って注意したり教育したり促したりするの、本当に面倒だし仕事の邪魔だと思ってしまう。
でも一般的には教育しなきゃいけないんでしょう?後輩を。
わたしは基本的に自分から働きかけてガツガツ仕事をするほうなので、先輩から仕事を教わった記憶があまりない。
仕事への姿勢は先輩や上司の背中を見て覚え、ツールの使い方も何度か自分で触ってみて覚えた。仕事で使うソフトの使い方も独学でマスターした。
自分に足りないものを考えて勉強したり調べたりということがあまり苦ではないタイプ。
自分がそうなので、それが当たり前だと思っていた。
だから初めて後輩に仕事を教える立場になった時、「こんなに受け身なの?」とビックリした。
その後輩のこと、特別受け身なんだと思っていた。でも違う。
自分が特殊なんだ、と気付いたのは最近。
みんな、仕事にそれほど重きを置いていない。
それから周りとのギャップに悩むようになった。
1人でガンガン仕事をする分にはいいけど、人を教育するのは全然ダメ。
でも何度転職しても教える立場に行ってしまう。
ダメなの。ストレスなの。仕事できない人に教えるのしんどいの。
優秀なプレイヤーが優秀な監督になれるとは限らない。みんな大事なことは野球で学んでいるはずだろ?
そんなことを、カルボナーラを作りながらぼーっと考えていたらゆで汁を全部捨ててしまっていた。ソースに入れようと思ったのに…。
多少失敗してもカルボナーラは美味しい。
懐が深い。そういう人にわたしはなりたい。